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2018年9月15日 (土)

県境上に鎮座する 「熊野神社/熊野皇大神社」

今日は、群馬県と長野県の2県にまたがって建立されている「熊野神社/熊野皇大神社」を紹介します。(以下「熊野神社」)

「熊野神社」は、全国に2500社から3000社あるといわれ、全国各地に分布している中でも代表的な神社といわれています。サッカー日本代表チームのシンボルマークでも有名な八咫烏(やたがらす)の神社です。

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今回紹介する神社は、3000社のトップである「全国三熊野」の1つです。

「全国三熊野」の1つ目は、和歌山県の「熊野三社」(速玉・本宮・那智大社)、2つ目は山形県の「熊野神社」、3つ目は今回の神社です。

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当初は、長倉神社(碓井神社ともいわれた)と、地元の地名の付いた一般的な神社でしたが、いろいろな時代背景の末に神社を真ん中から2つに分けることとなってしまいました。

江戸時代に入って山頂を境に領地が分かれてしまった際に、信州と上州で毎年交互に管理しなければならないことから事は始まりました。明治に入り、廃藩置県が施行されると、山頂の神社の真ん中に県境がひかれてしまいました。真ん中から双方に分割された神社は各々の県に登記をしなければならなくなり、群馬県の「熊野神社」、長野県の「熊野皇大神社」の2社が必然的に誕生することとなったということです。

それではその「熊野神社」を紹介しましょう。

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鳥居の前に立つと、左に長野県、右に群馬県と記した文字石が真ん中に伏せられていました。

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長野県側を登っていくと、神仏習合の名残であるかのような仁王門的な入口が現れます。その昔は、お寺も併設してあったようです。門の左側には随身が祀られ、右側の随身は、群馬県側のお宮内に祀られているようでした。

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門の中央にも長野県と群馬県の境界が記されていました。賽銭箱も長野・群馬と2つあります。この神社で2社参りということになりますね。

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「本宮」を中央にして左側が長野県側の「那智宮」で、「人生の難題解決の神」が祀られています。

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右側が群馬県の「新宮」(写真奥の建物)で、「心の健康の神」が祀られています。両県の建物を見ると、群馬県側が唐破風造り・・・・・。

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長野県側が入母屋造りの建物でした。
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境内に、「信濃の国」の語源となった「科(しな)の木」が御神木としてそそり立っていました。

樹齢1000年を超えているとのことで、科は「結ぶ」という意味があり、葉っぱも型なため縁結びのパワースポットとなっています。

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何度となく訪れている神社ですが、今回は隅々までゆっくりと巡ってきました。

奥社には真田幸村が「松井田城」を攻め落とした際の、初陣の陣を構えた地があります。真田にご興味のある方は行ってみてください。小さな祠があります。

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