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2015年5月21日 (木)

切手のひとり言/驚異の超インフレ切手

驚異のインフレーションといえばドイツの「ハイパーインフレ」が知られていますね。

第一次世界大戦の敗戦国となったドイツは連合国に1320億マルクもの賠償金を払う羽目になってしまいました。1320億マルクは、当時の日本円レートでなんと264兆円もの大金です。

それよりなにより、敗戦後92年目の2010年にやっと支払いが済んだということも驚きです。

当時、そんな大金の賠償金を課せられたドイツは子供のような事をしでかします。なんと紙幣の大量増刷をおこないました。敗戦のなんの担保もない国の札の乱発はいうまでもなく超インフレへと突き進んでいってしまいます。

1918年の終戦翌年のベルサイユ条約によって賠償金額が決定し、1922年に遂にインフレの兆候が表れ、今日の10円が次の日には100円にまた次の日には1000円にと上がっていき、1年もたたないうちに20億倍もの金額(10円が200億円)となり、パン1個買うのにボストンバック1つに札束を詰めて買いにいったという嘘のような話になってしまいました。

そんなすごい出来事を当時の切手が物語っていますので紹介します。

こちらはインフレ前のドイツ切手です。正規のまともな額面が印刷された切手です。

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そして遂にインフレが始まり、通常の額面を高額に変える必要に迫られ、切手の上にどんどん高い金額が日々印刷されて販売されました。

左がインフレ前の切手、右が高額印刷に替えられた切手です。10マルクがこの時点で3万マルクとなっています。

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さらに高額へ変更し続けるため、遂に額面の無い切手を印刷し、その都度変更されるレート金額を加印して販売されました。一番右下は100,000,000マルク(200,000,000,000円)切手です。

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実際にその金額ならものすごい高額切手ですが、超インフレの紙屑同然の価値しかないので、当時の貴重な資料の切手という値打ちの金額でしかありません。

結論から言うと戦争って恐ろしいってことですよね。そのことによって生まれるのは悲劇だけで生まれるものは一つもありません。人間の愚かなおこないですね。

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