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2013年8月 6日 (火)

吾妻線の記録/74 丸岩山と丸岩大橋

最近、本格的な撮影にあまり出かけていないので撮り溜めた写真の拾い出しです。

今回は、湖面3号橋の「丸岩大橋」とその名称の元となる「丸岩山」です。

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丸岩山は山の周りが崖になっているため、その昔「丸岩城」といわれる砦がありました。きのこのような面白い形の山で、標高は1,130mあります。

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こちらは2008年9月に撮影した工事中の時の「丸岩大橋」です。橋長442m、ラーメン構造の桁をY字型で支えた橋柱が綺麗です。橋柱から「張出し架設工法」という空中に桁を伸ばしていくこの工法は一定の期間内に左右を連結させないと下にたわんでしまうため、工事を中止してしまうと取り壊わさなければならず、この時期のひと騒動は関係者を冷や冷やさせました。結果的に3年間も周辺工事が中止となったため、逆に予想外の莫大な国費を使ってしまいました。

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日本全国には、多くの大規模計画がおこなわれているのに、丁度この地域が政権争いのターニングポイントだったため、この撮影後に八ッ場ダムの工事計画がストップしてしまいました。50年もの間ダム建設を迫られてやっとその計画の承諾を決心をしたのに、住民の生活を踏みにじり、さらに生活再建が結局4年も先延ばしになってしまったことを気の毒に思います。

旧道の賑やかだった頃の川原湯温泉や周辺地域の現在のさびれた様子を実際に見た人でなければ実情は分からないと思います。

そもそも、大水害や水不足の防御のために計画された必要不可欠な投資なので、決まった以上は一刻も早く完成させてもらいたいものです。近年は異常気象続きですからね。

なにより、この地域の住民の早い生活再建を実現してもらいたいものです。これは、何年間も記録を撮ってきた私の率直な感想です。

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コメント

目の前の115系と背後の丸岩と丸岩大橋、とても素敵なロケーション&アングルですね。ここもやがて見られなくなってしまうんでしょうか?
実は先日、念願の吾妻線撮影に行ってきました。初訪問とあって撮影ポイントもよくわからず、定番の場所のみでしたが行ってよかったです。
ダムに沈む川原湯温泉駅にも行きましたが、白い木造駅舎がいい雰囲気ですよね。着々と進む道路などのインフラ整備で便利になる反面、失うものの大きさに、地元の方々のお気持ちを考えると複雑な気持ちになりました。駅にあった「今しか見られない景色がある」と書かれた川原湯温泉のパンフレットを見て、これからでも吾妻線沿線の記録を残して行きたいと感じました。

投稿: | 2013年8月 7日 (水) 06時36分

お名前が解りませんでしたがコメ有難うございます。
撮影した場所は湖底に沈んでしまう場所です。単にこの線路に電車が走らなくなってしまうだけではなく、そもそもこの同じ場所からは水中なので撮れなくなってしまいます。
線路の切替が済んで本格的な工事が進むと、水を張り込む前に立入禁止となると思うので、いつまで撮影ができるか解りません。
永遠に撮れなくなってしまう今の記録は価値がありますよね。
また吾妻線に出掛けられるようなので沢山の記録を残してくださいね。

投稿: 浅間通信員 | 2013年8月 7日 (水) 21時27分

浅間通信員さん
コメントの名前を入れ忘れてました。大変失礼しました。
ここもそうですが、地元の方にはどこも様々な思い出が詰まった場所なのでしょうね。
今しか見られない風景、記録に残しておきたいですね。

投稿: Nao | 2013年8月 7日 (水) 23時26分

Naoさんでしたか こんばんは。
この吾妻線は、記録を撮りに行けば行くほど愛着が沸いてきて愛おしくなってきます。
視点を変えると今まで見えなかった絵が現れて面白いものですね。
新しく出掛けた知らない路線でもそんな見方ができるように心がけていますが、難しいですね。
自分の生活に密着した地元の方々はまた違った角度や思い出から見える絵があるんでしょうね。

投稿: 浅間通信員 | 2013年8月 9日 (金) 00時21分

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