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2012年1月28日 (土)

逸話の日/「ナイキ」は、日本製のシューズだった。

今日は、「逸話の日」。

察しの通り「い」ということで、1月28日の今日を選んだようですね。逸話といえば、あまり知られていない話なのですが、今日は2つ紹介します。

まず、その1。皆さんは、「パンダ年」って知ってますか?。これは、中国での話ですが、その昔12支の中で唯一、辰だけ実際に存在しない動物なのは変だ。という軽い発想で辰年だけ入れ替えることになりました。じゃ、何にしようかということですが、中国ですからパンダが候補に上がるのはごく自然だったんでしょうね。

さー、「パンダ年」にチェーンジと簡単にいくと思ったら大間違い。辰年生まれの人から大反発。そして、中国の古来からの絶大な支持を得ている龍文化を排除するとはなにごとだ。ということで話はあっという間に消滅してしまったということです。

この話、普段から冗談を言っている私なので、話を絶対に冗談だと信じて疑わなかった人が突然「あの話ほんとうだったんですねー。」というではありませんか。実は、ネット情報でその事実を知ったようです。やれやれ、〇年ぶりに嘘つきから解放されました。

そしてその2。いまや絶大な支持を得ている「ナイキ」のシューズ。これ、実は日本で生まれた靴なんです。

200pxlogo_nike_svg

あるアメリカ人が日本に旅行に来日した際、素晴らしいデザインと機能性を持った競技シューズを靴屋で見つけ驚愕しました。それは、「オニツカタイガー(アシックス)」の靴だったのです。すぐさまアメリカに戻り靴メーカーBRS社がこの「オニツカタイガー」の靴を輸入販売することを決定しました。その後、「オニツカタイガー」の技術者をアメリカに派遣させ、オレゴン大学の人間工学を専門としていた陸上顧問の教授と技術開発をして「ナイキ」というブランドで新しい靴の販売を始めました。陸上顧問をしていた人脈を生かし、この教授は主力選手にこの靴を提供しました。そして、スポーツ界で噂は広がっていきます。そー、大きなスポーツ大会で上位の選手が皆ナイキの靴を履いていたのです。この噂はたちまちスポーツ業界に広がり、またたく間に人気の靴になってしまいました。

当初、この「ナイキ」の靴は日本の「朝日靴」で製造され、アメリカに輸出されていました。この「朝日靴(アサヒコーポレーション)」実は、あのタイヤのトップメーカーのブリジストンなのです。当時は共同開発した「オニツカタイガー」でもナイキの靴を販売していましたが、突如BRS社は「ナイキ」はBRS社の標章、ゆえに「オニツカタイガー」で販売し利益を得るのはけしからんと訴訟を起こされてしまいます。あまりにも理不尽でひどい話です。そしてついに「オニツカタイガー」は敗訴、多額の和解金を払ったようです。

こうして、ナイキは日本での製造から本国での製造とし、ナイキはアメリカの靴ということになってしまいました。実は、私はナイキが日本でまだあまり知られていない時から履いていました。アメリカに旅行に行った友達に買ってきてもらったのです。勿論、その時は外国製の靴としてファッション感覚で「コルテッツ」を履いていました。そして、この「コルテッツ」シリーズは色違いのお洒落な物が次々と発売され、ピークで10足ほど所有していた頃もありました。当初「なに、この変なマークのダサイ靴」なんてバカにしていた人がいました。その時は、この人何もしらないんだなー。なんて思っていましたが、ある日、その人はナイキの靴を履いていました。勿論、私は皆が履き始めればナイキは卒業です。唯一ゴルフシューズの1足となってしまいました。

私は今、ある靴をはいています。それは秘密。皆が履き始めたら紹介しようかなー。なんて、かなり意地悪だね。

結構舶来品と思っているもの。実は日本の技術が随分使われているんですよね。あのアポロの技術もほとんどが日本製だとか。有名な欧州車もボディーの金型は群馬の太田市で作られています。最近、欧州車って流線型の垢抜けたデザインになりましたよね。あれ、日本の金型技術の賜物なんですよ。

でも、残念なニュースが・・・。その世界的に有名な企業が、中国に買収されてしまいました。中国に日本は買われてしまうんでしようかね。⇒オギハラ

Yoshida_face そうそう、その「ナイキ」の靴なんですが、今中国で製造されているのはご承知の通りですが、その輸送業務をあのアメリカでソースを販売して大成功を収めた「ヨシダソース」の吉田さんが一手に引き受けているんですよね。専用のマイ空港と、マイカーゴジャンボ機ですから凄いですよね。

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コメント

日本の技術ってすごいですよね。不可能を可能にする。
あのドイツ人でさえも、「日本人が出来なかったら世界のだれもできない」と言った。
これから、若い人たちにもその日本の技術を受け継いで行って貰いたいなぁと思います。
ある国はすぐに訴訟を起こして、それを自社の物にしようとする。
他の国の資源を自国の物にしようとする。本当に困ったものです。


投稿: のんぷーたん | 2012年1月28日 (土) 16時04分

のんぷーたん、こんばんはー
本当に日本人って優秀な民族ですね。誇りに思いますね。
ただ残念なのは、今その技術が日本の発展に貢献していないっていうことですよね。
このブログに使っているデジタル写真の技術も、CASIOが開発したもので、パソコンに取り入れる機能もCASIOでした。
報道を始めとした情報社会にどれだけ貢献しているか計り知れないですね。

投稿: 浅間通信員 | 2012年1月28日 (土) 19時10分

こんばんは。
なるほどな~。よく分りました。さすが技術立国、日本と誇りたいところですが、最近は陰りが出て韓国あたりに抜かれてるのが残念です

投稿: 山の風 | 2012年1月28日 (土) 19時26分

山の風さんこんばんは。
韓国製の勢いはすごいですね。
アメリカ市場は完全に韓国製が優位に立っていますが、そもそも韓国メーカーを日本のメーカーと思っている人が半分以上居ることに驚きます。
日本製という殿様商売の結果でしょうね。
日本市場だけを例にすると、トヨタと日産の例があります。技術的には日産に分があったのですが、トヨタはデザインと市場調査で大幅に売上げました。事実、レビン・トレノの大人気車もエンジンはヤマハ製でしたから。
その頃の時代は、修理工場の人が、トヨタ車は全てにおいて日産社よりワンテンポ早く色々な所に不具合が出ると言っていました。(現在は、分かりませんが・・・。)
耐久性を追求するタクシーなどは、圧倒的にセドリックが多かったですね。
今、トヨタも優秀なメーカーになりましたが・・・。

投稿: 浅間通信員 | 2012年1月28日 (土) 21時23分

こんばんは!
考えさせられますねぇ・・・。
中国はオギハラの技術だけ吸い取ったら、ポイっと捨ててしまうでしょうね。
きっとオギハラの経営陣もそれは分かっているんでしょうけれども、買収に応じざるを得ないんでしょう。
悲しくなるなぁ。
きっと至る所で同じような買収が行われているんでしょうね。
日本は大丈夫かなぁ・・・。

投稿: FUJIKAZE | 2012年1月28日 (土) 22時06分

なんだか・・話を聞いてると「くやしい」気持ちになります。
なんて日本人はお人よしなのか・・と。
でも日本の技術の高さは世界の人も認めていますから。

とは言え・・・
手柄は相手に行くんですよね(-_-;)

背景がツララに変わりましたね。
あの素敵な仏像に癒されていました(^_^)v
ありがとう!

投稿: おさかな | 2012年1月29日 (日) 00時51分

勉強になりました。
オニツカタイガーの敗訴は本当に理不尽ですね。。。
一つの救いは日本製品はレベルが高かったとうい点です

投稿: sugata | 2012年1月29日 (日) 06時31分

FUJIKAZEさん、こんばんは。
中国は、大国。土地も人口も比べ物になりません。
日本の企業の行ってきた代償は大きいです。自業自得ですね。何年も技術員や工場を中国に展開して中国を発展させてしまいました。日本の産業を中国で展開していたのですから。
即刻全てを180度方向転換しないと日本の未来は想像を絶するものになるでしょうね。

投稿: 浅間通信員 | 2012年1月29日 (日) 20時22分

おさかなさん、こんばんは。
日本は、お人良しですね。優しさや善人の国民性があだとなってしまいました。
あとは、中国を見くびっていたんでしょうね。応用力、学習力は想像以上だったんでしょうね。私は、だろうなと思っていましたけど。
企業は、自分の首を自分で締めていますね。

投稿: 浅間通信員 | 2012年1月29日 (日) 20時31分

sugataさん、こんばんは。
日本人は、優秀ですから外に出してしまった技術はしょうがないと切り捨てて、それが過去の産物となるような新たな技術を今後は開拓していくしかないですね。
勿論、国内の産業として今後は死守していかなくてはなりませんよね。

投稿: 浅間通信員 | 2012年1月29日 (日) 20時36分

卒業論文でナイキについて書いている者です!
日本でナイキが流行る前から履いていたとのことですが、日本でのナイキ普及のきっかけは何であったと思いますか?いろんな方の意見を聞いているのですが、協力していただければと思います(>_<)

投稿: あみ | 2014年11月22日 (土) 04時53分

あみさん こんばんは。
古い記事に目を止めていただきましてありがとうございます。
ナイキと共に青春を過ごしてきた世代なのですが、ナイキについての卒論を書かれているとのことですので少しでもご協力できればと思っています。
実は、私は雑誌「ポパイ」を創刊号から数年間欠かさず購読していました。
創刊したころ「ナイキ」がやっと日本に普及したころだったと思いますが、その当時ヤングライフ、ヤングファッションの教科書的な雑誌でした。
そのポパイは、アメリカ西海岸を中心とした若者の文化を大々的に特集し、その中にスニーカーやスケートボード、サーフィン、テニスといったものの魅力を紹介ていました。
ポパイで紹介されたナイキやUCLAのキャンパスライフはそのまま日本の若者に取り入れられ、当時の渋谷の店頭はUCLAのTシャツやトレーナーであふれていました。
その一つにナイキの日本における大ヒットもこのポパイの影響が多大であったと思っています。
当時、スニーカーの特集などを取り上げる雑誌やメディアは有りませんでしたからね。
雑誌「ポパイ」を掘り下げて調べると今のファッションのルーツが色々と解って面白いと思いますよ。
卒論頑張ってくださいね。グッドラック

投稿: 浅間通信員 | 2014年11月26日 (水) 17時40分

大変参考になるご意見、心から感謝致します。ポパイについては卒論でも触れるつもりでいたので自信を持って書き進めることができそうです!現代では手軽に海外の情報を手に入れることができますが、当時の読者にとってポパイの特集は大変刺激的であったのでしょうね。
卒論とは関係ないのですが、面白いなと思ったことが一点ありまして、それはオニツカ訴訟についてです。私が読んだ本は全て米国人によってナイキサイドから書かれた本なので、オニツカの違法性とナイキの正当性のみ書かれていました。ですが、オニツカからすると確かに理不尽な話ですよね(^-^; オニツカ訴訟については卒論で言及するかわかりませんが、新しい観点を持つことができて良かったです。

長文失礼致しました。

投稿: あみ | 2014年11月27日 (木) 02時12分

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