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2012年1月 7日 (土)

湯の丸 百体観音 第82番「聖観音」

本日の「湯の丸百体観音」の第82番は、「聖観音」です。

日本の観音さま信仰を調べてみると、聖徳太子が法隆寺・夢殿に「聖観世音菩薩(救世観音)」を祀ったのが始まりとされているそうです。

聖徳太子と言えば飛鳥時代の人物ですから、かれこれ1500年ほど経っていますね。

この「救世観音」は、アメリカの日本美術研究家フェノロサによって夢殿の秘仏中の秘仏と言われ、法隆寺に仕えていた僧侶達でさえ見たことのない「救世観音」の御開帳を千何百年ぶりにおこないました。

「救世観音」は、包帯状の布でぐるぐる巻きの状態で厨子のなかに有りました。僧侶たちは、秘仏を御開帳すれば、天変地異が起きてしまうと恐れおののいて皆逃げだしてしまったそうです。

大量の布を解くと、まばゆいばかりの観音さまが姿を現しました。しかし、天変地異はおきませんでした。

その昔、「廃仏毀釈」という考えられない寺院・仏像の破壊が行われました。この時に取り返しがつかないほどの重要文化財が消失してしまったそうです。そして、日本人の文化財を大切にしないことをこのフェノロサが嘆き、寺院・仏像の保護に乗りだします。

先の夢殿の「救世観音」の御開帳は、フェノロサが国の許可書を盾に強固におこなったようです。おかげで、現在私たちもこのすばらしい「救世観音」を年2回拝観することが出来るようになりました。

聖徳太子自体の存在も謎だらけ、そしてこの「救世観音」も何故布でぐるぐる巻きにされて封印されていたのかも謎、そしてなにより「救世観音」には頭部や胸に釘が打ち込まれているそうです。誰が何の目的でこのような事を行ったのかも謎。たぶん、観音信仰の勢力に脅威をいだき、封じ込めてしまったのでしょうね。この謎を解き明かす時がいつかくるのでしょうか。

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昨日紹介した放牧の牛が後ろに写っています。その奥にリフトが映っているのでスキー場だということが分かりますね。

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