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2011年5月23日 (月)

シェルパの居た碓氷の峠

その昔、群馬・長野の県境にある碓氷峠にシェルパは居ました。旧信越線碓氷峠の急こう配を通過する列車は、全て峠下にある横川駅でEF63型の機関車を2両最後尾に連結し、峠上の軽井沢駅まで押し上げていました。それを、鉄道ファンは、「峠のシェルパ」と呼んでいました。たった一駅の間のために、機関車を2両も連結しなくてはならないこの状況は、時間も経費もかさみ、問題とされていました。その、「峠のシェルパ」EF63は、長野新幹線開通に伴い、信越線の横川、軽井沢間が廃線になり、姿を消してから14年が経過しようとしています。

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          (右)軽井沢駅を出発し、横川駅に向かうEF63に引かれた「あさま号」

Vcm_s_kf_repr_882x588_3          (左)横川駅より押し上げられて軽井沢駅に着こうとしている「あさま号」

EF63という形式の機関車は、日本で一番勾配のきつい、この峠だけのために開発された機関車です。 ここを通過するすべての電車と連結ができる連結器を装備し、協調運転ができる装備が備わっていました。ブレーキシステムや動力などもより強固なものを持ち、鉄道ファンの間では伝説的な機関車でした。

そんな機関車が路線 もろとも無くなってしまうということで、1997年の夏は全国から鉄道ファンが押し寄せました。

Vcm_s_kf_repr_882x588_5          早朝から横川駅のEF63に群がる鉄道ファン

Vcm_s_kf_repr_882x588_6          碓氷峠旧線「めがね橋」の橋梁奥の新線のEF63を狙う鉄道ファン

私も、EF63の記録を撮った同じ鉄道ファンの一人でした。私が、上の写真のポイントで撮った写真がこちらです。

Vcm_s_kf_repr_882x588_7          夜明けの朝日を浴びる横川機関区のEF63たち

Vcm_s_kf_repr_882x588_9           旧線の「めがね橋」の横を「あさま号」を押し上げ、通過していくEF63

もう見ることのできない風景となってしまいました。時々、撮りだめた写真を紹介します。 

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